イベント情報EVENT INFORMATION

イベント概要

日が暮れて風が吹き始めるころ、広大な生田緑地に私たちは足を踏み入れる。背の高いメタセコイアの林を抜けて、

美術館へ向かう。暗がりの中、木々がざわめく。遠くからか近くからか、ひそやかなささやきが聞こえ、

私たちは少しの緊張と、感じたことのない高揚を胸に、仄かな明かりを頼りに進んでいく……。
暗い道を抜けた先には、大きな芝生の広場と、森を背負った母の塔がそびえ立ち、息を呑む。
高さ30ｍの母の塔は岡本太郎美術館のシンボルタワー。「大地に深く根ざした巨木のたくましさ」と

「ゆたかでふくよかな母のやさしさ」、「天空に向かって燃えさかる永遠の生命」をイメージしている。
タローホワイトという真珠色のクラッシュ・タイルを使った外装は、季節や時間の変化でゆっくりと表情を変え、

微妙な揺らぎや光をはなち輝く。
大地から生えてきたような母の塔の、日暮れから夜の変化を眺める。夜の帳がおりると、私たちの五感は、

より研ぎ澄まされる。風が頬を撫でて通り過ぎ、湿気をはらんだ芝生の手触りを感じる。
そして、小さな音と光から、やがて極彩色の映像や音楽が母の塔を満たしていくのだった。
会場内には、名手たちが手掛ける飲食や物販、ワークショップも並ぶ。花や植物をトリビュートした小さくも

充実したマルシェを楽しみ、広大な芝生に寝転ぶ。大きな空、母の塔の輝き、木々が奏でる音。
私たちは、花や植物や昆虫と同じ大地から生まれ、暮らし、大地に還るのだ。
そんな実感に満たされる、不思議な一夜だった……。

【同時開催】

『ランタンハイクよるのぼうけん』

開催日の11月16日はちょうど「ビーバームーン」 この特別な満月の夜、ランタンの灯りを頼りに歩みを進め、虫の声に耳を澄まし、深い森や自然を五感で感じる体験を、ぜひ親子で楽しんでみてください。 ハイクのあとはそのまま「Green TARO Night」にて、月明かりの中で広がる幻想的な世界をお楽しみいただけます。

開催日：2024年11月16日(土) ※荒天時翌日へ順延

集合時間：16時20分 集合場所：生田緑地内　中央広場

参加費：無料 対象：小学生以下親子 定員：２０組親子　※先着順

お問い合わせ：株式会社カリヨン・カンパニー／音の教室カリヨン

下の予約・申込フォームより受付中！！