今年の秋に開催される川崎市市制100周年を記念した緑化フェアのイベントの関連企画として、生田緑地 西口広場（川崎市岡本太郎美術館の裏）の芝生広場にナラ枯れ材を使用した巨大ランドアート作るプロジェクトを実施します。
虫食いによる伝染病で森の木が枯れてしまう「ナラ枯れ」が全国的に流行しています。ここ生田緑地でもコナラ・クヌギを中心としたナラ類・カシ類が1000本以上枯れてしまったそう。現状、ナラ枯れ材は使用用途がなく伐採後も放置せざるを得ない現状です。今回のアートプロジェクトではナラ枯れ材の新たな使い道を模索する機会にできればと思っています。
ナラ枯れ材の新たな使い道を模索する
ナラ枯れしてしまった木の活用方法を模索していたときに、生田緑地の伝統工芸館の藍染め教室のみなさんをご紹介いただき、プロジェクトにご協力いただけることになりました。試作で藍に染めてみると、とてもきれいな藍色に染まり、枯れた木とは思えない表情になりました。とてもマテリアルとして可能性を感じます・・・！
1000本の”ナラ枯れ”薪でつくる巨大アート
ナラ枯れ材からできた1000本の薪を藍染めし、藍色に染まった薪で芝生広場に巨大な絵を描くように並べて、ランドアートをつくりあげます。このランドアートはワークショップを通じてたくさんの方々と一緒に作り上げられたらと考えています！
その第一弾は「薪1000本、藍染ワークショップ」です。
今回のワークショップは生田緑地にある伝統工芸館協力のもと、ナラ枯れ材からできた薪を藍染めします。このワークショップを通じて、藍染めの面白さだけでなく、身近な公園や森について考えるきっかけになると嬉しいなと思っています。夏休みの自由研究にもぜひご活用ください！
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開催概要
開始日時：8月24日
1回目 9:00-10:00
2回目 10:30-11:30
3回目 13:00-14:00
4回目 14:30-15:30
場所：生田緑地整備事務所会議室
参加人数：各回1時間 10名（先着）
対象：全年齢 ※中学生以下は保護者同伴
注意：汚れてもよい格好でご参加ください
本ランドアートの展示期間は令和6年10月19日〜11月17日の約1カ月間です。
そして、会期終了後には藍染した薪はベンチに転用し公園内に設置予定です。
主催：川崎市市制100周年記念事業・全国都市緑化かわさきフェア実行委員会
共催：VUILD PlaceLab
協力：川崎市立日本民家園 伝統工芸館